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とある中年女性の日記

一人の時間と惰眠を愛するわたしの脳内と暮らし

地元のゆずりあいロード(仮称)について。

実家の近くにあるゆずりあいロード、いや道路か。それにしてもこのロードと道路ってちょっと人を混乱させといて「まあ、どっちでもいいや」って気分にさせますね。わたしはシンガポール航空シンガポール空港(正しくはチャンギ空港)もダメです。シンガポール航空を利用してシンガポール空港で乗り継ぎをした旅行のときは行きも帰りもずっとダメでした(だって「チャンギ」って固有名詞が頭にすぐ上ってこないんですもん)。

 

で、その道路ですがドブ川と河川の間クラスの「いちおう川」の堤防沿いの道路のことなのです。その堤防道路からは幹線道路に出られるのですが、基本狭い。ありがちな感じで脇にはボーボー草が茂っている。あの草は一体誰の担当なんだ?という荒れっぷり。だいたい想像つきますよね。地方都市にはよくある風景です。

 

道路の幅は普通車一台分+ちょっと余裕があるくらい。当然すれ違うときはどちらかが待避場に避けますわな。そしてまたその待避場というのも山道のように「ここが待避場です」という明確な代物ではなく、どさくさに紛れた草地という感じ。まーわかりにくい感じで、それも滅多とない。でもいいんです。だってそんなとこ通るの基本90%以上ジモティー。

 

そんなこの道路の正しい走行の仕方としては、向こうから来る車に気を配りながらも、狭いエリアはなるべくサッサと通り過ぎ、対向車の姿が見えるや否やそれが遠くと見えてもどさくさ紛れの草地=待避場でおとなしく待つ。です。まあ日本全国で皆さんやってらっしゃることです。

 

しかしですね。なんかこのロードではなんかこの一連の動作がもうみなさん「職人芸」というか。異様にこなれてるんですよ。もちろんジモティーに限られますが。待避場で待つ側、こちらを立場Aとしましょう。対向車の通らせてもらう側を立場B。

立場AはBがけっこう遠くにいても草地で待機ですがもうなんか余裕なんですよ。「ふう、まあ一服するか」と言わんばかりの(実際数十秒ですが)。で、Bはそこを何百回と通っていても「まあまあすみませんね、お待ちいただいて」のクラクションor会釈と共にできるだけ速やかにすれ違う。

わたしは地理上立場Bになることが多いんですが、もうすれ違う数十メートル前からクラクションを軽く、感じよく慣らすための準備ですよ。狭い道幅よりもそちらに気がとられて逆に危ないっちゅーの、という始末。そしてすれ違う際Aのほうをちらりと見るともう「みなまで言うな」という、かなりの確率でAはそんな表情です。うんうん確かに、わたしもAの時に感じてる。妙な優越感。そして「みなまで言うな」がちょっと見たことのあるクラウンに乗ってるオッサンだったりすると最高です。こなれ感が半端なくて笑いさえ込み上げてきます。

 

まあ、このしょうもない感慨をわたしは20年以上、この道を通るたびに抱いていたのですが。数年前地元の親戚と話をしていた際ふとこの道路の話になり、すると彼女も全く同じように感じていたことが判明し、さらにこの道路を「ゆずりあいロード」とネーミングまでしていました(ほんでこの「ゆずりあいロード」というワード、説明なくても地元の人はすぐ「あそこのことか」とわかってくれるんですよ!ナイスネーミングやわ)。

 

 

なんか「暗黙の了解」感がクスッと笑えて、小競り合いなく運営されている「ゆずりあいロード」の感じ、嫌いじゃないなぁ〜と思って。

 

なんのオチもない話でしたけど読んでくださってありがとうございました。

 

 

以上でした。