とある中年女性の日記

一人の時間と惰眠を愛するわたしの脳内と暮らし

おさまるところに収まった。福山雅治の結婚について。

一夜明けた。

 

福山の結婚。

昨夕は休日だったにもかかわらず職場のカンファレンスだった。

基本社畜(病院ですがね)ライフの、中間管理職(役職ないですがね)的役割を求められていると自分で勝手に勘違いしちゃってるわたしは幼子を実家に預け、「休日?関係ない」とハードボイルドな面持ちで病院へ向かった。

 

そこは女性ばかりの職場。

昨日の午後、激震が走ったという。

 

ノコノコ夕方出てきたわたしにもその話題を振ってくる同僚たち。

 

面白くない、全く面白くない、この話題。

 

CS向上委員にもかかわらず、ハードボイルドモード継続中なわたしはフテた顔でそんなリアクションをした。そんなわたしを同僚が揶揄する。

 

「も〜、maroさんもやっぱファンだったんだ!本当多いね福山ファン!」

 

イヤイヤ、待て。ちょっと待ってくれ。

わたしは全然ファンでもなんでもない。そりゃ西島秀俊の際は悲鳴も上げたさ。でもあの西島ショックに比べたらこんなのなんでもない。西島ショックの傷もちょうど癒えてきたところだ。本当にやめて。変なこと言わないでくれ。

 

そんなこんなでカンファレンスは終了した。

 

帰りは、34歳独身Y子ちゃんと帰った。

わたしはこのY子ちゃんが大好きだ。

ガツガツしてなくて、婚活してるんだかしてないんだかよくわかんないけど、子供は欲しいと話している。まったりしていてムーミンを思わせるものの、猫カフェではキャッキャと歓喜の声を上げるという。声はいつも小さめだが、みんなちゃんとY子ちゃんの言うことには耳を澄ませるので、Y子ちゃんの意見はちゃんと伝わっている。

 

そんなY子ちゃんとの帰り道、やはりエレベーターの中で出た福山の話題。

 

「福山、結婚しましたね」

「…そうだね」

吹石一恵って」

「ねえ、やっぱそーゆうとこにおさまるのかって感じだよね」

千原ジュニア霞んじゃいましたね」

「でもお笑いだからちょうどいいんじゃない?ネタにできてさ」

 

 

 

 

わたしたちの中で、何かが、終わった…

 

 

 

 

淡々と言葉を交わしながらそんなことをお互い言葉に出さなくても感じていた。独り身の30代と40代の女同士。

そんな昨日、女たちが日本全国津々浦々で感じたであろう感慨。それをわたしたちも感じていた。

 

 

外に出ると、夜空にはスーパームーンが輝いていた。

こんな気持ちで眺めるなんて、思わなかったよスーパームーン

そんなわたしを察したかのように、Y子ちゃんが言葉を発した。

 

「お財布!月に向かって振るんですよっ!金運upするらしいです!」

 

急いで財布を取り出してすでに右手でふりかざそうとせんばかりのわたし。5年以上使用している、味という名のクタクタ感がなんとも言えない、年季の入ったシロモノだ。

 

「あっ…財布は3年以内に買ったものじゃないとダメらしいです…」

 

…知らんがな。そんなの今のわたしには、そんなの関係ねえ!誰だそんなこと言う奴は!財布会社の陰謀に決まってる。

 

「いいの!」

 

おもむろに、輝く月に向かって右に、左に車のワイパーの如く使い倒した財布を振る私。優しいY子ちゃんは、自分の財布も振り始めた。

 

気がすむまで財布を振って、落ち着いた。おさまるべきところに収まった。わたしたちの気持ちも、福山も。

 

 

 

(やっぱアンタ福山のこと好きじゃん…)

 

 

 

Y子ちゃん、ありがとう。

 

 

 

 

以上でした。