読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

とある中年女性の日記

一人の時間と惰眠を愛するわたしの脳内と暮らし

娘のリクエストで行った鳥羽水族館でとんでもない名文に出会った

スーパーの鮮魚コーナーで魚を見るだけで喜んでいる娘。水族館は毎回狂喜乱舞です。何回行っても飽きないらしい。

休日でもフツーに停められた駐車場から水族館を臨む。空模様も冴えない感じ。まぁ、行っとくか。  

     f:id:maro55:20151003142930j:plain

 

 

サンゴ礁、熱帯魚コーナーではベタに「ニモ!ニモ!」と騒ぐ親子。

(隣のカップルも同様)   

f:id:maro55:20151003143232j:plain

 

魚たちの躍動感。普通に美しいです。    

   f:id:maro55:20151003143137j:plain

 

 

 

以下娘関係なしで自分が気になったコーナーの話

    f:id:maro55:20151003143329j:plain

アリゲーター・ガー

現存するガー類は7種ほどが知られており、北米〜中米にかけて生息しています。

ガー類の化石はユーラシア北部、北米、インド、アフリカなどの白亜紀から第三紀の始新世の地層に多く見つかっており(中略)、数千万年の間、姿形をあまり変えることなく生き延びてきました。

 地球上での先輩の風格を感じました。

   

 

      f:id:maro55:20151003145027j:plain

チョウザメ 

これもアリゲーターと同じく古代魚に分類されるんだって。これの卵あの黒いツブツブ…有難がって食べるって、ねえ。

150歳くらいまで生きたりもするらしい。

どうやらわたしは古代魚が気になる。

 

 

 

しかし、今回upしたかったのはこれ。寺町昭文氏の貝コレクション、に添えてあった紹介文が何かどストライクで。(何にどストライクなのかも解りにくい話)

f:id:maro55:20151003145408j:plain

私の貝類コレクションについて 寺町昭文

 

ご挨拶申します。ご挨拶と申しても、別に取り立てて申し上げるべきことは無く(エーッ!)、何よりもここに展示された貝が私に代ってすべてを語ってくれていることと思います(貝が…語る???)

〜中略〜偶然、海の土産にと母から与えられた浜の打ち上げ貝の一箱、これが異常に(うん、なんか寺町さん、異常さを感じる)私の関心をひき、野山の花にも劣らぬ不思議な美しさえ(原文ママ)の愛着が…(なんで「え」?なん?)

〜中略〜思えば夢の内に生を受け、夢の内に消えていくこの世の短い人生に(確かに、ふぅ…)、ふと迷い込んだ貝の道でした(迷い込むとこがホント渋いね)。見る程に捨て難い貝え(また「え」だ…)の愛着に深入りすればする程、道は無限です(急に松下幸之助ばりやん!)

〜中略〜貝と苦楽を共にした50年、貝の蒐集と採集を通じて知り得た人生の荒波、人の心の裏表、温情や理解、誤解の数々、これもすべて貝に終始した私にとっては、いずれも貝を通じてのことでした。(スケール大きすぎる!貝で人生を語るジャンル初めてや!)

〜中略〜寺町の名に煩わされることなく、新しい名の下に新しい後継者の手によって、このコレクションの完成に向って努力していただき、寺町の名などは古い記憶の片隅に残れば充分と思います。(謙虚にみえてコレクションに対して全く諦めついてないのね…執念!)

 ものいわぬ貝を相手に黙々と50年、貝と同様、口下手な私、ましてやそれを文にすることおや……。(イヤイヤ充分に語りきってるって!)この拙文を添えてご挨拶にかえます。

 

 

赤字はわたしの心の声なんですが、この名文を味わっていただける方にははっきり言って蛇足としかいいようがありませんね。なので読んでくださる方が一人でもおられればと思い、

f:id:maro55:20151003204041j:plain

 全文挙げさせていただきます。寺町氏に敬意(本気ですよ!)を込めて…

 

なんとも、偏執狂的な、しかし謙虚さとともに、何よりも貝に対する深い愛情を感じる、そして突っ込みどころ満載な名文です。ブログを書いている皆様も参考にされてはいかがでしょうか。

 

 

 ↑認知症の実家のおばあちゃんの愛読書です!深い…

 

 

 

 

以上でした。