とある中年女性の日記

一人の時間と惰眠を愛するわたしの脳内と暮らし

「ああ、全ての細部がわたしを反映している」ささやかな休日の予定

ウキウキした気分で買った輸入車。ディーラーでの新車納めのセレモニーはかなりこっぱずかしかったが偽のセレブ気分を味わわせてくれた。ノンアルコールのシャンペンもどき。背の高いグラスで乾杯をさせられた。

そんなお気に入りのクルマの前輪のホイールが今は真っ黒だ。

わたしが洗車をさぼっているせいで。もうその汚れは錆となり取れないかもしれない。

ここしばらく気になっているが横目で見ながら次の目的地へ急ぐ日々。

この真っ黒なホイールをこのまま放置していると自分の中の何かを蝕んでいくような気がする。

 

近所の細い路地。また道路工事をしている。この工事は本当に必要なんだろうか、赤い旗で止められる。心の中で舌打ち。

と思い通過すれば右横のこれまた細い路地からニヤニヤ笑ったオヤジが軽自動車で突っ込んできそうになる。なんでニヤニヤしてんだよ。

左横からはシルバーの中途半端な高級国産車がわたしの方に右折しようとしている。「おまえそこどけよ」そう言わんばかりの表情と車体を操るしぐさで。「はいはい」心の中でこんどはつぶやく。

何事もなかったようにその交差点を表情を変えずに通過し、やがて駐車場に着き鞄を持ちドアを閉める。

 

「なんだこの重い鞄は…」

全部自分が入れた荷物のはずなのにその重さに気づいて愕然とする。

処理しきれてない仕事の資料。使わないマスカラが入った化粧ポーチ。今年の手帳と来年の手帳。昨日買ったコンビニのビニール袋にレシート。後輩がくれたお土産。飲んだらラクになる気がするがなんとなく飲むのを忘れてしまうすっぽんのサプリ。

 

その重い鞄を抱えてなんとも言えない気持ちになった。

 

 

ああ、全ての細部がわたしを反映している。

現実は今の自分の写し鏡、反転して「思考は現実化する」byナポレオン・ヒル

なんて自己啓発も自分を揶揄するようにしか使えないわたしは一生成功者にはなれないだろう。

 

 

 

まあいいや。今日の休日はプールで限界まで泳いで、鞄の整理と掃除をしよう。

 

あっ洗車も(洗車機だけど)。

 

 

 

以上でした。