とある中年女性の日記

一人の時間と惰眠を愛するわたしの脳内と暮らし

「なんとなく美人風」ヘアスタイルを維持するつまらん女

ドライヤーで髪を乾かした後、軽く髪を整えて鏡を見て思った。
「なんかかなり守りに入ってるよなぁ…」
今の髪型は肩下胸上くらいのロング。無造作に乾かしてワックス付ければそれなりにサマになるよ、という触れ込みのロング。ゆるいパーマもかかっているがウエーブではなくそれはあくまで無造作感を演出するもの、職業上明るすぎないような栗色に染められた髪色。


まあ、別に気に入ってないこともない。
まとめるのには便利で、ここ数年細かなバージョン違いこそあれずっと同じ髪型である。
そして年齢問わず街で見かける率もかなり高いこの平凡な髪型は、女性を一番平均的にキレイっぽくみせてくれる気がする。
要するにわたしのような最大限良く言ってもファニー、少なくとも体裁の整った容貌とは言えない女にとってはそれでも「なんとなく美人風」に見える髪型であり、端正な顔立ちの美女にとってもまたそれを悪目立ちさせずさりげなさをアピールし「なんとなく美人風」に見える髪型である、と思う。


しかし、両者の違いは明確だ。
平均値を巡って下からアプローチしている者、かたや上からアプローチしている者。「上から」組のあまりの素敵さに時折舌打ち軽い敗北感を感じ、それでも「なんとなく美人風」のメリットを手放せなかったりもするのだが。


そういいつつも昔は時折奇抜な髪型に突然トライ!キャンペーンを自分の中で打っていた。
もうそういうキャンペーンなのだから周囲の微妙な反応も想定内でまあまあ楽しんでいたところもあった。しかしそういうことも最近してないよなあ…。


「つまらん女め」
鏡の中の自分に思うが別に自虐も自嘲も自分への期待も特になく、淡々とそう思った。